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住宅建築賞

住宅建築賞について

「住宅建築賞」はすでに新人建築家の登竜門として定着しており、その入賞作品を通して住宅建築に対する理解をさらに深め、近年多様化している「すまい」の新しい可能性を見出そうとするものです。 この住宅建築賞の入賞作品を公開展示することにより、建築に携わる方々への新鮮な刺激とし、より多くの人々に建築文化を広げる機会となればと考えています。

応募作品は原則として最近3年以内に竣工し、東京圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等(大幅な増改築*、公共の建築も含む)の作品を募集しています。書類による第一次審査と現地審査による第二次審査により受賞作品を決定します。 *確認申請不要物件の場合遵法であること。

住宅建築賞2024の主旨

【東京のローカリティ】


  

本賞は「新人建築家の登竜門」を謳う賞で、過去の受賞者のその後の活躍を見れば看板に偽りなしと言える。ただ、昔から気がかりだった事がひとつあって、それは、東京周辺以外の住宅作品を審査対象から除外して来た事だ。もちろん、大前提が"東京"建築士会の顕彰活動であるし、現地審査を一日で終えるなどの条件から考えても東京周辺限定は致し方ないのだが、一方で、新人建築家にとって東京に作品があることは単なる偶然でしかないし、仮に東京在住かつ東京建築士会会員であっても東京に作品がなければ応募できないといった矛盾もある。登竜門として全国的知名度を得た今となっては、東京限定の募集はどこかちぐはぐで、東京一極集中に対し無批評かつ無責任にも映るし、ともすれば東京=全国と吹聴しているかのような誤解を与えかねない。
であるならば逆に、今回はいっそのことこの住宅建築賞を「東京のローカリティ」を考える機会と捉えてみたい。localの語源はラテン語のlocus(~の場所)で、つまり特定の場所に根ざすことこそが肝心で、必ずしも「地方の~」を意味しない。世界随一のメガシティであることとローカルであることは矛盾しないのである。また特に近年は、感染症や戦争が各地のローカリティを蹂躙する様を目の当たりにし、私自身もローカリティについて考える機会が増えている。はたして「東京のローカリティ」は可能か。もし可能ならばそれはどのようなものなのか。「場所」としての東京の可能性を押し広げるような作品の応募を期待している。

審査員長 吉村 靖孝

応募要項・審査員など
について

審査員 審査員長:吉村 靖孝
審査員   :大野 博史
審査員   :倉方 俊輔
審査員   :中川 エリカ
審査員   :西沢 大良
応募要項
  1. 上記の主旨にかなうもの
  2. 一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅などとする(大幅な増改築、公共の建築も含む)
  3. 原則として作品は下記提出期限日より3年以内に竣工したもの
  4. 雑誌などに発表したものでもよい
  5. 建築物の所在地は1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)とする
  6. 応募の点数は自由とする
  7. 審査委員の関与した作品は応募できない
  8. 応募者は予め建築主(所有者)・施工者の了解を得て応募すること
  9. 応募作品の確認申請及び検査済証が必要。応募作品が確認申請不要物件の場合は遵法であること
賞の対象 設計者・建築主・施工者の3者を顕彰するものとする。
応募資格 応募作品を設計した建築士資格を有し、建築士会正会員である者
※年会費が未納の方は応募いただけません。
提出期限 2024年2月9日(金)
(窓口へ直接お持込みの場合は、2月9日(金)17:00 迄とする。郵送の場合は、2月9日の消印有効。)
提出先 一般社団法人 東京建築士会 住宅建築賞 係
〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町11-1 富沢町111ビル5階
TEL 03-3527-3100
提出資料 ・本会指定申込書
・本会指定A2版台紙
・確認申請および検査済証のコピー(確認申請不要物件は、不要理由を明記した文章)
  • 図面及び完成写真数点(内・外観)、平面図、立面図、断面図、配置図、設計主旨(300字以内)などをA2版台紙一面(本会指定の用紙・縦使い、パネル化しない)におさめること。なお、写真の大きさ図面などの縮尺及びレイアウトは自由とする。プレゼンテーションの表現自体は、審査の対象としない。
提出資料取得方法 申込書及び本会指定A2版台紙は本会事務局において頒布します。郵送希望の場合は、宅配便着払いにてお送りできます。専用申込フォームにてご請求ください。
※土・日・祝日の発送は行っておりません。原則即日発送は致し兼ねますので、お時間に余裕をもって請求ください。

>専用申込フォームはこちら
登録料 本会正会員:無料(申込時に入会した方を含む)
他県建築士会正会員:一点につき5,000円

審査について

  1. 書類審査(書類審査)に通過したものは原則として現地審査する。※現地審査はマスク着用の上、手指消毒等の感染対策を行い訪問いたします。
  2. 入賞発表2024年4月下旬

※審査結果については、応募者に直接通知する
※応募者は審査結果について意義申し立てることができない

表彰および賞金

入賞者(5点以内)に対し賞状(盾)および賞金を贈り、入賞者の中から特に優れたものには金賞を贈る。
建築賞70,000円 住宅建築賞金賞150,000円
建築主、施工者には入賞を記念する盾を贈呈する
表彰式:総会の席上(6月上旬予定)

応募図面の取扱い

応募図面の公表及び出版の権利は主催者が保有する。
入賞作品は本会ホームページ及び会報などに掲載する。また入賞作品展(公開展示:8月頃開催)の予定がある
入賞作のうち東京都内に建築されたものの中から1点を「関東甲信越建築士会ブロック会」の優良建築物表彰作候補作品として推薦することがある。応募作品は返却しない。

住宅建築賞募集要項チラシ
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