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「水天宮建替計画 見学会」開催のご案内
2016年10月11日
「水天宮建替計画」見学会
安産・子授け・水難除けなどのご利益で知られる東京日本橋の神社 水天宮の、江戸鎮座200周年の記念事業として境内を一新した建替で、参詣者待合の環境改善、地震対策に重点を置いて、より優しく、より安全な神社を目指した計画です。地域に歴史を刻む新たなランドマークとしての品格を備えた、現代に生きる伝統をデザインすることをテーマとしました。戌(いぬ)の日(12日に一度)には、多い日で数千人が安産祈願に訪れるのがこの神社の特徴です。多くの人にわかりやすく少しでも快適に参拝していただけるよう、道路レベルの廻廊から2階の境内へはゆったりした階段で、室内の広い待合から社殿へは緩やかなスロープで繋がる動線計画で、半層ずつのずれをもつ各階が立体的に重ね合わされた空間を、厳かな中にも楽しく回遊していただくことができます。特に、参詣者の多くは新しい命を宿したひとりでふたつの命をもった人たちです。なにより安心安全のため、敷地内全体を基礎免震構造にして、一歩境内地に入ればすべてが免震されていて地震から守られているという意味で、日本一安全な神社といえるのではないでしょうか。また、耐火建築とすべくRC造の躯体の内外に、宮大工の伝統技術が活かされて吉野産檜などの化粧材で構成した伝統木造様式の社殿は、日本の神社の神聖な象徴性を放ち、社務所や参集殿はその背景となることを意図した現代的な表現で、それぞれのデザインが融和することを狙いとしています。道路レベルから入る1階と地階を駐車場とし、2階を境内レベルとしたのは、都心の広いとは言えない境内敷地を有効に利用できるものとして、既存建物の形式を踏襲しました。震災時に一時避難者を受け入れるため、非常用発電機(72時間運転)、雨水再利用水槽(中水利用)、緊急排水槽を設け、停電・断水および下水道断絶した場合でも避難場所としての機能が維持できるよう計画しています。戌の日とそれ以外で参詣者数が大きく異なるため、デマンドに応じた空調制御等も行い、利用者の快適性向上や建物全体での省エネを図っています。
【注意事項】
1.建築主様のご都合で撮影制限が有ります事をご理解お願い致します。見学会の前後を含め、ご参詣者の方の撮影はお控え戴きます様お願い致します。
2.階段での移動も有ります。歩きやすい服装でお越し下さい。
3.宗教上の理由等でご参詣できない方のご見学はご遠慮戴きます様お願い致します。
・日時 2016年11月15日(火) 15:00~17:00
・場所 水天宮(東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1)※現地集合
・定員 50名(申込多数の場合、抽選)
・参加費 会員 1,000円 一般 2,500円 ※当日払い
・申込締切 2016年11月8日(火)
・企画 東京建築士会 見学委員会
>詳細はこちら(PDF/392KB)
【申込方法】
1. メールの場合:
mail@tokyokenchikushikai.or.jpへ
件名:「水天宮建替計画」見学会
本文:①氏名(会員の方は会員番号)、②住所、③勤務先名、④電話番号・FAX番号、⑤E-Mailアドレス
2. FAXの場合:
①「水天宮建替計画」見学会、②氏名(会員の方は会員番号)、③住所、④勤務先名、⑤電話番号・FAX番号、⑤E-Mailアドレスをご記入うえ、【03-3536-7712】へ送信ください。
■お問合せ先
一般社団法人 東京建築士会 見学会係
TEL 03-3536-7711
FAX 03-3536-7712
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