会長挨拶

会長 佐々木 龍郎

次の次の世代のために、
今、何をできるか考えて、行動する。

東京建築士会会員のみなさま、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

昨年4月の会費改定にご理解、ご協力いただきありがとうございました。それによる財政 健全化を踏まえて、会員向けのサービスをより充実させていきます。特に、昨年4月にリリースした東京建築士会アプリについて、現時点では登録数668件 (15%弱)とまだ十分に浸透していない状況ですが、デジタル会員証としての利用、各委員 会・支部の活動やイベント・セミナーなどの情報提供に加えて、この春より会費納入手続きも アプリ上で行うことができるなど、アップデートの準備を進めています。 登録がお済みでない会員のみなさま、是非、ページの下部のQRコードより手続きをお願い します。LINEアプリによる迅速な情報発信も行なっていますので、合わせて活用してみてく ださい。

又、正会員と賛助会員の交流の場となる賛助会など、リアルに集まる機会も引き続き設け ていきますので、奮ってご参加ください。

 

支部については現在、区部11支部(中央、港、新宿、文京、品川、目黒、大田、世田谷、杉並、 練馬、江戸川)、多摩1支部(南部)が活動しています。全国大会や関東ブロック会で他の道府 県のみなさんと話をしていると、平時における地域とのつながり、非常時における連携など、 支部活動の重要性を改めて認識させられます。

本年は既存の12支部の支援に加えて、現時点で支部のない12区(千代田、台東、北、荒川、 渋谷、中野、豊島、板橋、墨田、江東、葛飾、足立)、多摩5エリア(西多摩、八王子、町田、西部、 北部)における支部立ち上げを準備していきたいと考えていますので、それぞれのエリアに 在住・在勤している会員のみなさまにも、ご協力いただきたくお願いします。

 

昨年の6月に、スイス、オーストリアの脱炭素の最先端の取り組みを視察してきました。 設計者、施工者、木造エンジニア、開発事業者、金融機関、自治体など、さまざまな立場から の話を聞けたのですが、ほぼ全員が「次の次の世代のために、今、何をできるか、すべきかを 考えて、行動している」と話していました。そして建築の多くは木造であり、敷地の20km〜 30km圏でモノも人も調達を目指していて、それが木製サッシなどの地域産業化に繋がって いるようです。

先が見通しにくい時期ではありますが、エネルギーの使い方を考えて、地域単位で新しい 働き方、暮らし方を考えていくことは大切であり、東京の課題でもあります。そこには受注 者、発注者、行政などさまざまな立場で建築の営造と修繕に関わる、建築士の知見を活かせ る可能性が拡がっています。 東京建築士会会員のみなさま、一緒に前に進んでいきましょう。改めて、本年もよろしく お願いします。


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令和8年1月
東京建築士会 会長 佐々木 龍郎